新・読書日記 2010_132
『世界ヒコーキ紀行』(チャーリィ古庄、イカロス出版:2010、4、20)
まあ"鉄ちゃん"の"ヒコーキ版"だと思っていただければ...フォトジャーナリストですから"撮り鉄"ならぬ"撮り航"?そしてもちろん"乗り航"。こんな言葉があるかどうか知りませんが。
素晴らしく美しい写真と、飛行機マニアでなければあまり意味を感じないのでは?という写真が満載。貴重な記録だと思う。そして大変詳しい航空会社の事情のリポートも。たぶんチャーリィさんは、飛行機ももちろん好きだけど、それを運航する人たちのことも基本的に好きだと思う。零下30度の中、オーロラと飛行機のツーショット写真を撮るなんて、『イッテQ』並みの努力とバカらしさの果ての美しい一枚の成果なのではないでしょうか。ローコストキャリア(LCC=格安航空会社)の質の向上というところが大変興味深く感じられた。
本に出てくる航空会社で私も乗ったことがある航空会社に「プーケットエア」がある。しかし・・・その後この会社は運航停止になったとか。ランキングで「世界一危険な航空会社」になったとかいうニュースを聞いたのは、乗ったあと。無事に日本に帰ってきたあとだったけど・・・。チャーリィさんの危ない飛行機の見分け方は、機内や機体の掃除か行き届いていない飛行機、なのだそうだ。飛行機も「見た目が9割」か?
なお、特に"ヒコーキおたく"でもない私が、こんなマニアックな本を手に入れたきっかけは、著者の名前や作品を小学生時代から知っていた"マニアックな息子(中1)"のおかげである。
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コメント
道浦さんこんにちは。『航空ファン』を読まれているんですね。僕も読んだことがあり、読み応えがあります。イカロス出版からは鉄道版のJトレインも発売されており、いくつか買って読んでいます。それでは失礼します。
投稿者: 匿名 日時:2010年07月25日(日) at 19:33