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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_124

『コトバの戦略的思考~ゲーム理論で読み解く気になる日本語』(梶井厚志、ダイヤモンド社:2010、2、12)

著者は京大経済学研究所教授。1963年の広島生まれ、ほぼ同世代で年下が「准教授」ではなく「教授」になっているということは、「若いつもりだけど、年取ったよなあ」と実感するところ。

新聞か雑誌の書評欄で見つけて購入。著者は日本語の専門家ではなくて、ゲーム理論がご専門。そういった分野からの日本語の分析に興味を持ったので読んだ。

「よろしくお願いします」に始まって、言葉の持つ戦略的意義、「お疲れ様」と「ご苦労さま」の関係、「とんでもありません」はとんでもないのか?などなど、日ごろ身近な言葉の謎に果敢に挑戦しているように思える。ゲーム理論ってよく知らないんだけど、哲学的なものなのかな?

3章「新型・若者コトバ編」には興味を持ち期待したが、これはそれほどでもなかった。第4章「経済コトバ編」は、著者の専門分野のようで、ちょっと本来のコトバの話からは、ずれてしまったような気がした。

感想書くのが随分(2か月ほど)遅くなってしまいました。

 


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(2010、5、4読了)

2010年7月 8日 19:21 | コメント (0)