新・読書日記 2010_135
『神の手(ゴッドハンド)のミッション福島孝徳~すべてを患者さんのために捧げた男』(徳間書店取材班編、徳間書店:2008、7、31)
うーむ、日本にもこんなにすごいお医者さんがいたとは!全然知りませんでした。素人は知らないだけで、こういったスゴイお医者さんは、結構たくさんいるんだろうな。ちょうどこの間読んだ、海堂尊の『ブレインズメス1990』(講談社:2010、7、15)の主人公の先生のよう。「事実は小説よりも奇なり」なのか。こういった先生は日本では生きにくくて、海外で受け入れられるというところもよく似ている。海堂さんのノンフィクションで去年読んだ『外科医 須磨久善』(講談社:2009、7、22)の須磨先生もすごかったけど。
この本、徳間書店の取材班が書いたということで、ちょっと「ヨイショ」系の感じがしないでもないが、「こういう人がいるよ」と知っただけでも価値はあると思う。
福島先生のモットーは「手術一発全治」「血一滴、金一グラム」だそうで、こういった天才と一緒に仕事をするのは、周囲の人は大変だろうとは思います。
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