新・ことば事情
4022「カメ戦」
いやあ、やりました日本代表!もちろんサッカーワールドカップ・南アフリカ大会です。あのエトー選手擁する不屈のライオン・カメルーンを相手に1対0!よく頑張った!本田も偉いけど、正確なクロスを送った松井も偉い!本田の前でヘディングシュートを狙ってジャンプしてディフェンスを2人を引きつけた大久保も偉い!
次のオランダ戦に向けて気になるのは、中澤選手。右手の小指、に包帯(テーピング)巻いていたけど、あれって骨折してるの?サッカーは足でやるスポーツとはいえ、やはりケガの箇所があると、なかなか全力は出せないもの。ジャンプをするときに、指に痛みが走ると思い切ってジャンプできないし。それに、ヘディングのクリアの距離や方向が、往年の力強さが見られませんでした。また、自陣ゴール前で闘莉王選手がマークしていてヘディングで競っているところに一緒に飛び込んで、しかもボールには触れられずにいるシーンでは、完全にマークが離れてしまっていました。大丈夫か、中澤!修正、お願いします!!
さて、それはさておき、きのう(6月16日)のスポーツ紙を見ていたら、こんな言葉が。
「カメ戦」
は?なにそれ?「ウサギ」のように行くのではなく、「カメ」のように地道に戦えということか?と思ってよく記事を読んでみると、この「カメ戦」とは、
「カメルーン戦」
の略でした・・・。ドラゴンボールか!スポーツ紙は、略すの得意だからなあ・・・。
たぶん「マンチェスターユナイテッド」を最初に短く、
「マンU」
にしちゃったのはスポーツ紙だったのでは?もしくは一般紙のスポーツ面?「オリンピック」を、
「五輪」
と略しちゃったのは、ベルリンオリンピックの際の読売新聞の記者の人だというのを、かつて読んだことがあります。あれは大変上手な、素晴しい略語だと思いますが。限られた紙面に「文字数の多い外来語」をぶち込むための工夫ですね。でも、「カメ戦」ですかあ・・・。どやさ?そうすると、日本の次の対戦は、
「オラ戦」
ですね!オラ、そう思うだ。ちなみにそのあとは、
「デン戦」
スズメが3羽、止まっているといいのですが。(「勝ち点3を取る」という意味。『電線音頭』に引っかけて、今作りました。)デンデン!