新・ことば事情
4020「渡部恒三氏の福島弁」
6月8日(火)、菅直人内閣発足の日に、「ミヤネ屋」に、民主党の渡部恒三・元最高顧問に、日本テレビのスタジオから中継で生出演してもらいました。その話し振りを聞いていると、なんともほっこりしたのですが、これは渡部さんが使う地元「福島県」の言葉にその魅力があるのではないかと思って、特徴を観察していたところ、わかりますた!
福島弁では、「さ行」のうち「さ」を除く「しすせそ」は、全部「す」になるのです!つまり、
(し)「ふくしま(福島)」→「ふくすま」
(す)→(す)のまま
(せ)「せんきょ(選挙)」→「すんきょ」
(そ)「そのとおり」→「すのとおり」
ということです。この法則に当てはめてしゃべってみると・・・あーら不思議、貴方もすぐに渡部恒三さんになれます!
しかも、なんて言うんでしょうか、すっごく癒やされるんですよねえ・・ふくすま弁。
この話をすると、みんな、
「ええ!そうなんですか!福島弁?私はてっきり、渡部さんがおじいさんだから、ああいったしゃべり方をするんだと思ってました!」
と言いますが、おじいさんはみんな、あんなしゃべり方、しないでしょう!塩川正十郎さんは、全然違うでしょ?ま、おそらく渡部さんは「入れ歯」をしてらっしゃるので、その文、しゃべり方がああいう感じ、ということはあるんじゃないかなと推測しますが。
逆に、それほどお年を召してないけれど、「加藤茶」さんは、たしか福島出身だから、ちょっとしゃべり方が似てませんか?くしゃみするのもカトちゃんは「ハックション」じゃなくて、
「ハックスン」
って、しませんか?というようなところも観察しています。
コメント
カトちゃんのくしゃみは「ヒックシュン」が近いかと思われます。あとウ段の音が濁音化したり、「ン」が入ったりしますね。「ふくしま」→「ふぐすま」、「しつれいしました」→「すんづれいしました」など。
投稿者: かくた 日時:2010年06月16日(水) at 22:55