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『道浦TIME』

新・ことば事情

4020「渡部恒三氏の福島弁」

68日(火)、菅直人内閣発足の日に、「ミヤネ屋」に、民主党の渡部恒三・元最高顧問に、日本テレビのスタジオから中継で生出演してもらいました。その話し振りを聞いていると、なんともほっこりしたのですが、これは渡部さんが使う地元「福島県」の言葉にその魅力があるのではないかと思って、特徴を観察していたところ、わかりますた!

福島弁では、「さ行」のうち「さ」を除く「しすせそ」は、全部「す」になるのです!つまり、

(し)「ふくしま(福島)」→「ふくすま」

(す)→(す)のまま

(せ)「せんきょ(選挙)」→「すんきょ」

(そ)「そのとおり」→「すのとおり」

ということです。この法則に当てはめてしゃべってみると・・・あーら不思議、貴方もすぐに渡部恒三さんになれます!

しかも、なんて言うんでしょうか、すっごく癒やされるんですよねえ・・ふくすま弁。

この話をすると、みんな、

「ええ!そうなんですか!福島弁?私はてっきり、渡部さんがおじいさんだから、ああいったしゃべり方をするんだと思ってました!」

と言いますが、おじいさんはみんな、あんなしゃべり方、しないでしょう塩川正十郎さんは、全然違うでしょ?ま、おそらく渡部さんは「入れ歯」をしてらっしゃるので、その文、しゃべり方がああいう感じ、ということはあるんじゃないかなと推測しますが。

逆に、それほどお年を召してないけれど、「加藤茶」さんは、たしか福島出身だから、ちょっとしゃべり方が似てませんか?くしゃみするのもカトちゃんは「ハックション」じゃなくて、

「ハックスン」

って、しませんか?というようなところも観察しています。

(2010、6、13)

2010年6月16日 14:21 | コメント (1)

コメント

カトちゃんのくしゃみは「ヒックシュン」が近いかと思われます。あとウ段の音が濁音化したり、「ン」が入ったりしますね。「ふくしま」→「ふぐすま」、「しつれいしました」→「すんづれいしました」など。

投稿者: かくた 日時:2010年06月16日(水) at 22:55