新・ことば事情
4019「一丁目一番地」
最近、政治家の言葉によく出てくる言葉に、
「一丁目一番地」
というのがあります。最近でも、亀井大臣の辞任に関して発言した社民党の福島瑞穂党首が、
「郵政は国民新党の『一丁目一番地』なので、抗議の辞任ですね」
と発言されています。この「一丁目一番地」の意味は、
「揺るがせに出来ない基本。大前提。立脚地。出発点。結党の精神。アイデンティティー」
といった感じなのではないでしょうか。そして、たぶん、日本の中心とも言える番地、
「東京都千代田区一番町一丁目一番地」
は、
「皇居」
の場所では?と思って調べてみると、
「千代田区一番町」
はありますが、そのあとに「一丁目一番地」はなくて、地番として「一番町1」というのはありました。そこはなんと・・・
「英国大使館」
の住所でした。また近いところで、「千代田区麹町一丁目一番地」を調べると、
「半蔵門の前の新宿通り」
あたりでした。なお「麹町一丁目4番地」は「麹町警察署」でした。
そのほか、Google検索すると、「1丁目1番地」というNHKのラジオ番組が1957年から1964年まで放送されていたようです。
政界で使われるようになったのは、いつごろからなんだろうか?また調べておきますね。