新・読書日記 2010_115
『ガラスの巨塔』(今井彰、幻冬舎:2010、2、25)
NHKの『プロジェクトX』の元プロデューサーが、NHKを辞めて書いた小説。でもたぶん、ほとんど「ノンフィクション」・・・と思って読むから、おもしろい。
ふーん、そんな裏話があったのか、結局、組織って「人間関係」なんだよなあ・・・と思わせる"小説"。
最後のところが、ちょっと意表を突かれたが、
「そう言えば、そんなこともあったな、あれがそうだったのか!」
と思い出した。とは言え、「フィクション=小説」ですから、どこまでが本当で、どこからが虚構か、またもし「ノンフィクション」だとしても、一方の側からだけ書かれたものなので、そのあたりは割り引いて読む必要があるだろうが。おもしろかった。面白うて、やがて・・・。
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