新・ことば事情
3989「天神祭のだんじりばやし」
5月4日、大阪の中之島を歩いていたら、なにやら楽しそうなお囃子が聞こえてきました。あ、そうかゴールデンウイークで「中之島祭り」をやってるんだ!と気付きました。そして聞こえてきたお囃子は、どこかで聞いた音楽・・・あ、
「天神祭りのだんじりばやしだ!」
と思い出しました。
「♪タッタカ・タッタカ、タカタカ・タカタカ、タッタカ・タッタカ、タカタカ・タカタカ・・・」
というテンポの早いそのリズム、聞くとはなしに聞いていると、
「あれ?何かに似ているな」
と感じました。思い出せ思い出せ・・・と記憶の糸を手繰り寄せて行って「チーン!」とたどり着いた先にあった音楽は!!
なんと、
「パッヘルベルのカノン」
でした!音程(メロディライン)は無視して、「リズムだけ」を聞いて、そこに「パッヘルベルのカノン」のメロディーをあわせて歌ってみると、テンポは相当早いものの、リズムは間違いなく「カノン」でした。そうか、「だんじりばやし」も「カノン」も、
「エンドレスで繰り返すという点では同じ」
なんだなあ・・・と意外な結び付きに気付いて、ちょっとうれしくなった、今年のゴールデンウイークでした。