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『道浦TIME』

新・ことば事情

3984「なまこ壁」

2010324日の「情報ライブミヤネ屋」で、静岡第一テレビからの中継がありました。伊豆半島のなかの温泉宿からで、その温泉宿の「白壁の建物」(「蔵」でしょうか)の紹介で、静岡第一テレビの久保アナウンサーが、使った言葉に、

「なまこ壁」

という表現がありました。聞いたことはあるけど説明しろといわれると・・・と思って辞書を引きました。

「なまこかべ(海鼠壁)」=土塀・塗屋などの外壁で、四角な平瓦を並べて打ちつけ、目地をしっくいなどでかまぼこ形に盛り上げて塗ったもの。大名屋敷の長屋・塀、民家などに用いた。なまこ。<精選版日本国語大辞典>

ほう、あれね。ま、放送見たら、何を指しているかは分かったんだけど、そんな名前で呼ばれているとは知りませんでした。

でも「大名屋敷の長屋・塀、民家などに用いた。」「過去形」で書かれているから、今はもう、こんな作り方はしないのかなあ。マンションじゃ無理ですねえ。

しかしそれにしても、「ミヤネ屋」、いろんなことで勉強になるなあ。(=宣伝です。)

(2010、5、13)

2010年5月14日 12:24 | コメント (0)