新・ことば事情
3983「4連勤」
先日、ゴールデンウイーク明けの日本テレビ「ニュースZERO」を見ていたら、「あなたのプチ贅沢」というコーナーのインタビューに答えた若い女性が、こんな言葉を使いました。アルバイトに行っていたそうですが、そのアルバイトの、
「4連勤(よんれんきん)」
という言葉。何の説明もなしに使っていました。
「連続休暇」を略した「連休」は普通の言葉ですが、「連続勤務」を略した「連勤」というのは初耳でした。アルバイト業界では普通の言葉なのでしょうね。
学生のアルバイトではない勤務では、1週間5日「連続勤務」というのは「当たり前の状態」なので、それを指す言葉は特にありません。しかし、ほかに本業を持つ学生さん(勉学が本業)の場合、「勤務する事の方が例外的」な「アルバイト」という形態なので、「連続勤務」という言葉を表す「連勤」という言葉が出たのではないでしょうかね。働き方が変わった中で生まれた言葉のように思いますが、どうなんでしょうか?
Google検索(5月13日)では、
「連勤」=32万件
も出てきました。その中のトップ項目は、何と読売新聞のネット「発言小町」で、
「怒涛の12連勤」
というタイトル。パート勤務の人が「発言」しています。
「5連勤以上の人は見当たりません」
という記述も。そのほか、
「土日を潰して33連勤です」
という記述も。あかん、体、壊すで!働きすぎだと思います。