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『道浦TIME』

新・ことば事情

3973「バック小物」

 

先日、生まれて初めて、京都・祇園の歌舞練場に「都をどり」を見に行きました。

京都には、まあ高校時代からちょくちょく行きますので、「地元」感覚がありますが、かと言って、そんなに詳しいわけでもなく。

実は「祇園」に行くのは、おそらく初めてだったと思います。意識せずに連れて行ってもらったことはあるかもしれませんが。あ、お店に行ったかどうかは別にして、そぞろ歩き。

昼間の祇園というのは、「ははあ、こういう感じだったのか」と、結構「おのぼりさん気分」で、右に左に首を振りつつ様子を伺っていました。すると目に留まったのは、

「バッ小物」

「バッセール」

の文字。もちろん「かばん」のことを指しているのですが、「バッ」と濁るのではなく、

「バッ

濁りません。「後ろ」と同じです。祇園では古くから「バッ」って、言わはったんどっしゃろなあ・・・と思いながら、祇園を歩いていたのは、おそらく私一人だと思います。

あ、「都をどり」ですか?「都をどり」は、衣装がキレイで、おはやしも上手で、ほんの1時間ほどで終わるのですが、その前に芸妓さん・舞妓さんによる「お茶のサービス」もあって、なかなか京情緒は味わえます。バスで団体さんも来ていました。1日4回公演です。4月いっぱいまでなので、もう終わりましたが。また来年、行っとくれやっしゃ。

京都では5月1日から、早くも「納涼床」が始まっていますよ。

(2010、5、10)

2010年5月11日 13:43 | コメント (0)