新・読書日記 2010_087
『日本辺境論』内田樹、新潮新書:2009、11、20第1刷・2009、12、5第4刷)
この本は2009年の「日本新書大賞」(だっけか?)を受賞されたそうで、おめでとうございます。「新書大賞」って、聞いたことなかったなあ、「本屋大賞」は聞いたことがあるけど。新しい賞でしょうか?
全体を通して読むと、日本は辺境の地にいたことによって培われた「中華」的ではない性質を、プラスに転じて生かして、生きていけ!そのためには「辺境人」という自覚を持てと、まあそんな感じに読んだんですが、もしかしたら違うかも知れません。というのも、文章が難しくて、私、よく理解できなかったんです・・・。
「はじめに」のところで、結構いろいろと予防線を張って「防御」してはったけど、そういう防御線が、論理構成の中にもあるような感じがして、内容がなかなかスッと頭に入ってこなかったんです・・・。人によって文体の合う・合わないがあるんじゃないかなあと実感。残念。
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