新・ことば事情
3937「大人のキリンレモン」
コンビニで新製品を見つけたので買ってしまいました。その名も、
「大人のキリンレモン」
だって、大人だもーん。
で、家に持って帰って冷蔵庫に隠しておいたら5分もしないうちに、中学1年になったばかりの息子がめざとく見つけて、
「お・・・これ何?」
「何って、見たらわかるやろ、『大人の』キリンレモンや」
「・・・ちょっと、ちょうだい」
「人の話を聞いてんのか?『大人の』って言ったやろ。子どもはあかん」
「でもあれ、アルコールは入ってへんのやろ。じゃあ、ちょうだいや!」
「あかん。大人になったら飲み!」
「えー!ちょうだいやあ!」
「しょうがないな、ちょっとだけやぞ。キミも4月から電車も大人料金になったからな」
ということで、コップに少しだけ入れてやりました。
グビッ・・・。
「ふん、そんなに甘(あま)ないな」
「そりゃ、そうや。なんと言っても『大人の』キリンレモンやもん」
と言い張る私は、大人?子ども?
キリンさんへお願い。「子どものキリンレモン」も出してくださいな。