新・読書日記 2010_076
『許すな!悪文と不正発音~正統的な日本語能力養成のために』(赤塚伊三武、大学教育出版:2007、9、10)
タイトルが扇情的。タイトルだけ見ると、ゲシュタポか特高か(どんな年代やねん!)!?
とにかく、
「ああ、こういう視野狭窄で突き詰めたら、反感を買うだけなのになあ」
と同情したくなるような感じ・・・。『北風と太陽』の話を思い出してしまうような。
でも、「一体どんなことが書いてあるのか」と興味を持って買ってしまったのだった。
そして、途中まで読んで投げ出していたのだが、頑張って2年ぶりぐらいに引っ張り出してきて、最後まで読んだ。
すると、一つ一つの「ミスのチェック」は、日ごろ私がやっていることと同じようなことであった。かなり「執拗に」・・・というか、「24時間」言葉のこと日本語のことを考えてらっしゃるのだなあと、そのご苦労や如何に、と思った。
しかしそのわりには、本の中で、「ダメ」としていた「すべき」止めを「あとがき」で使っているし、ちょっとご自分の姿勢との間で一貫性がないのではないかなあと思わせる部分も。
ドキッ!
ということは、私も・・・・と、失礼ながら「他山の石」とさせてもらって、わが身を振り返るきっかけにしたいものだと思いました。
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