新・読書日記 2010_074
『妻を看取る日~国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録』(垣添忠生、新潮社:2009、12、20第1刷・2010、3、10第9刷)
著者は、作家でエッセイストの嵐山光三郎さんと、桐朋中学・高校の同級生だという。その嵐山さんのエッセイで紹介されているのを読んで、購入。
驚いたのは、著者と亡くなった奥さんとの年の差。なんと●歳(本書を読んでね)も離れているのだ。ふーん、当時としてはかなり衝撃的な結婚だったのではあるまいか。
また奥さんも、凄く魅力的な、強い人だったのだなあということが偲ばれた。
奥さんを亡くして「うつ」になってしまったあたりの話は、
「えらいお医者様でもそういうことがあるのか」
と、たぶん共感を持って読めるのではないか。
一読の価値があると思います。
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