新・読書日記 2010_077
『星の旅人~スペイン「奥の細道」』(黛まどか、角川文庫:2009、9、25・単行本は2000、11光文社から刊行)
ブラジル人・パウロ・コエーリョの小説『星の巡礼』を読んで、サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅に出ることになった著者は、著名な女流俳人。なんで「西国八十八ヶ所巡り」のお遍路じゃないんだろ?クリスチャンでもないのに・・・と、ちょっとだけ思ったが、ま、人の好き好きだし、それは。
やはりこういう旅は、旅の伴侶・道連れが大事だし、また自らを見つめ直す良いきっかけにもなりますよね。1999年5月から7月にかけて、黛さんに一体なにがあったのだろうか?
私も1996年に、サンチャゴ・デ・コンポステーラに行きました。でも歩いてではなく、マドリードから1日中電車に乗って。それでも結構、腰が痛くなったのに、800キロ以上も歩いて行くんだもんなあ・・・すごいです。
たしかに、松尾芭蕉の「奥の細道」も、一種の「巡礼」だったのかもしれない。
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