新・読書日記 2010_069
『人間の器量』(福田和也、新潮新書:2009、12、10第1刷・2010、2、10第7刷)
福田和也という著者の本はあまり読んだことがないが、名前だけは存じ上げている。
「うーん、どうしようかなあ」と思ったけど、評判にもなっているようだし「人間の器量」という大きなタイトルに「読んでみるか」とチャレンジしてみた。
さすがに著者は知識も広く「そうだったのか」と思うことが一杯だったが、その取り上げている人物が、「それでいいの?」という部分もあって・・・まあ、どうでしょう、好き嫌いは分かれるのではないでしょうか?
取り上げられた人物が、著者の言うように「器量が大きい人」というところは認めても、それで、「その人(の生き方)が好きか?」と聞かれたら「NO」と答えるような「器量の大きな人」も出てきて・・・器量が大きくても人間的にダメな人もいるんだなということが分かった。
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