新・読書日記 2010_080
『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(川上未映子、講談社文庫:2009、11、13・単行本は2006年12月ヒヨコ舎刊)
詩人だなあ、表現が。句点の少ない長い文章は、頭の中の思考がまとまろうと格闘している様子の実況生中継、というと格好良いが、要は「脳みその垂れ流し」。メンタルヘルスで言うと、「懺悔」か「告白」か、心の重しを降ろすような感じ。
実はこの書かれている文体・内容・雰囲気が、私の高校・大学時代の「日記」に似てるのだ。その意味では「青春の書」と言えると思う。中島みゆきのオールナイトニッポン的な感じ、と言えば、ある世代にはわかってもらえるかも。狼になりたい、とまあそんな感じです。
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コメント
夜、1人遠吠えをするのは いいですね
「満月の夜 裸で空に向かって 吼えるんですよ」
と 誰かラジオで言っていたなあ
私は中島みゆきのラジオはいつも始まると
消していました
すみません
あの、テンション わからないのです
投稿者: シナモン 日時:2010年04月27日(火) at 15:12