新・ことば事情
3930「17日間の読み方」
3月1日、「17日間」に亘って日本中を熱狂させたバンクーバーオリンピックが閉幕しました。それを伝えた「ミヤネ屋」の原稿に、当然、
「17日間」
という言葉が出てきましたが、これを女性のナレーターさん(外部スタッフ)アナウンサーは、
「ジューナナニチカン」
と読み、読売テレビの局アナである男性アナウンサーは、
「ジューシチニチカン」
と読みました。これが「2月17日」の「17日」なら、
「ジューシチニチ」
で統一するところですが、「間」が付いて「17日間」になると微妙。そもそもは、
「ジューシチニチ」
なんですが、「シチ」は「イチ」と聞き違うおそれがあるので、ラジオ局、特に関西の局では、
「ナナと読むのが正しい」
としている放送局もあるようです。読売テレビのようにテレビ単営局(ラジオを持っていない放送局)では「シチ」が主流という違いもあるので、対応がむずかしいところですね。
と、スタッフにメモで知らせたところ、翌日の原稿の「17日間」の「17日」には、ちゃんとルビが振ってありました。
「お、昨日のメモを読んでくれたんだな」
と思ってよく見ると、ルビの平仮名が、
「じゅうひちにち」
になっているではありませんか・・・・
関西人は「7」を「ひち」と言いますし書きますが、正しくは「しち」なんですう。そこまで、気をつけないといけなかったか!