新・ことば事情
3898「チョー美ケー」
駅で見かけたパナソニックの携帯電話のポスターに、
「チョー美、ケー。」
と、最後に「。」が付いた文字が大きく書かれていました。携帯電話をイケメンの若い男性モデルが持っているので、
「超美形」
なのですが、その「超」の部分と「形」の部分とを、カタカナで「チョー」「ケー」と書くことで、また「長音」は「長音符号(-)」で書き、「美」だけを漢字にすることで、「美」を目立たせている。
しかも「携帯電話」=「ケータイ」の「ケー」と「美形」の「ケー」を掛け合わせているところに注目しました。
「携帯電話」の略称の表記が「ケイタイ」か「ケータイ」かでもめた(?)のはもう10年ほど前。結局「ケータイ」の勝利に終わったのですが、それから10年経ったら、「ケータイ」が略されて「ケー」になっちゃった、というところが、私が注目したところです。
で、その「チョー美ケー」の男性モデル、どこかで見たことがあるけど、誰だっけなー?と思って、「ミヤネ屋」の若い女性スタッフに、広告ポスターと同じ広告写真が載った新聞を見せて、
「これ、誰だっけ?」
って聞いたら、即座に、
「水嶋ヒロ!」
と答えが返ってきました。ああ、これが。あの絢香のダンナか。