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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_061

『不肖・宮嶋のネェちゃん撮らせんかい!』(宮嶋茂樹、文春文庫PLUS、2001、11、10)

『週刊文春』でおなじみの「不肖・宮嶋」こと宮嶋茂樹カメラマンの本。随分前に買ったまま、なかなか読めなかった(読まなかった)のですが、本棚に並んでいたこの文庫本がこちらを見つめて、

「おいわれ!読んだらんかい!」

と言ったような気がして、一気に読んでしまいました。電車の中でカバーを付けずに読むのは、ちょっと勇気のいるタイトルです。

まだ戦争が終わっていない(現地に行ったら「停戦合意」されたとのこと。カンボジアの時も。そういう意味では宮嶋カメラマンは「平和の使者」か?)旧ユーゴスラビアのボスニアやクロアチア、セルビアにもぐり込んで、戦争の様子を撮るのかと思いきや、「キレイなおねえちゃん」を撮影しに行くと。ある意味、こちらの方が「命知らず」というか、「恥知らず」というか、とにかく大変な仕事なのかも・・・と思わせる気も・・・。

最初にその「キレイなおねえちゃん」の写真ばかり、最初から最後まで見てしまってから、文章を読みました。写真を見て文章を読んでと交互の作業は、結構わずらわしいので、文章読むのが面倒な方は、写真だけ見ても良いと思います。でも、それで1冊買うのはもったいないか、白黒やし・・・いえいえ、写真にこそ価値があると思えば、ちっとも、もったいなくはない!それこそ、カメラマン冥利に尽きるのでは?でも宮嶋カメラマンは、文才もあるのが特徴で・・・。当時コンビを組んでいた編集者は勝谷さん。勝谷さんもその後、ペンと口で独立されて・・・さきほど、読売テレビの2階ロビーでお見かけしましたが。『週刊文春』は、スゴイ人材を輩出しているんだなあ、と。右寄りだけど。

 


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(2010、3、14読了)

2010年3月23日 21:50 | コメント (1)

コメント

不肖・宮嶋の大ファンです。著作も(写真集を含め)読破しています。
(絶対に人前では読みません)写真展も見に行って、サインも握手もしてもらいました。
(絶対に友達は誘いません)今まで、宮嶋さんのファンだなんて、誰にもいえませんでした。
(すごく右だし女好きだし・・・)でも、「アノ道浦さんだって、読んでるよ」を言い訳に、
これから、日の当たる道を歩いていきます!ありがとうございました。

投稿者: ひょう 日時:2010年03月23日(火) at 22:54