新・ことば事情
3886「女子飲み」
2月23日の日経新聞朝刊に、
「『女子飲み』で話砲台から男性に気兼ねなく 居酒屋に限定プラン」
という見出しが。この、
「女子飲み」
という言葉が、近頃はやりの「女子」が進出していることを物語っています。本文を読むと、
「居酒屋などの飲食店で、女性だけで楽しむ『女子会』用のプランが活況だ。」
とあります。やはり世の中の経済・景気を動かすのは、「女性の力」なんでしょうか?
この、
「女子会」
という言葉を、私が初めて目にしたのは、後輩の森若佐紀子アナウンサーのブログでした。彼女はよく「女子会」を開き「女子飲み」をしているようです。「よく」とか書くと怒られちゃいそうですが・・・。
これまでの語法(「○○飲み」)に関して言うと、たとえば「酒飲み」と言うと、
「酒をたくさん飲む人」
のことを指します。「一気飲み」と言えば、
「一気に(お酒などを)飲む」
ことを指しますが、「女子飲み」は、
「女子をたくさん飲む人」
ではありません。
「女子だけで集まってお酒を飲むこと」
であり、その意味では新しい語法のようでもあります。
「女子飲み」の参加者は、その名のとおり、「女子、のみ」なんでしょうね・・・。
Google検索では(日本語のページ、2月26日)
「女子飲み」= 4万9200件
「女子会」=127万0000件
でした。