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『道浦TIME』

新・ことば事情

3880「華と花」

 

「ヤジは国会の華」

と、民主党新人議員は幹部から教えられていると、2月18日の朝日新聞に書かれていました。それを見て思ったのは、

「『華』と『花』の使い分けの基準はなんだろうか?」

ということ。「華やか」とは書くが、「花やか」とは書かないなあ。

とりあえずこういった時は・・・ということで『新聞用語集2007年版』を引いてみました。

「花」=(一般用語。直物)生け花、傘の花が咲く、花形、花が散る、花の5人衆、花の都、花道、花も実もある、花を添える、一花咲かせる。

なるほど、文字通り「植物の花」ですね。一方「華」は・・・

「華」=(比喩・形容表現に)火事とけんかは江戸の華、華々しい、華やか、華やぐ、武士道の華、文化の華。

なるほど!しっかりと見えてきました!比喩的な場合は「華」なんですね!

やはり、こういった微妙な区別には、『新聞用語集』は役に立ちますねえ!!よ、『用語』の華!

それにしても「華道」は、どうして「花道」ではなんだろう?もう「植物の花」ではないのかな?それとも、

「はなみち」

と読まれないためかな?そんな気もします。

 

(2010、2、20)

2010年2月24日 16:07 | コメント (0)