新・ことば事情
3867「女王と皇帝」
2月18日の朝日新聞スポーツ欄、バンクーバー五輪の記事で、
「W杯の女王、念願の『金』」
という見出しが。女子一人乗りリュージュのドイツ・ヒュフナー選手のことです。この、
「女王」
という表現、スポーツの世界ではよく出てきますね。
一方、同じ2月18日の毎日新聞には、
「見たか皇帝の4回転」
という見出しで、男子フィギュアのロシア・プルシェンコ選手の記事です。こちらは、
「皇帝」
です。スポーツで「皇帝」で思い出すのは、サッカー好きの私にとっては西ドイツ代表の、
「皇帝ベッケンバウアー」
ですね。ドイツ語では「カイザー」でした。サッカーだと他にも、ブラジルのペレ選手が、
「王様(キング・ペレ)」
ですね。また、フランスのミッシェル・プラティニ選手は、
「将軍」
でした。うーん、すごい称号だ。話がそれましたが、「それ」ついでに「皇帝」と言えば、
「皇帝ペンギン」
ペンギンはほかにも、
「王様ペンギン」
という種類も。どっちが偉いんだろ?
あ、私が気になったのはスポーツの世界に出てくる「女王」とか「皇帝」とか「王様」とか「将軍」は、誰がどうやって付ける「称号」なんだろうなあということ。またスポーツの分野によってそれが違ったりするのかなあ?という漠然とした疑問の提示でした。ご存じの方、ぜひ教えて下さい。宜しくお願いします。