新・ことば事情
3855「ブルービブ」
バンクーバー五輪の男子スノーボード・クロスのゲームを見ていました。すごいですね、あの角度とスピードと斜度!凡人はとてもとても。見ているのが精一杯だと、改めて感じました。アメリカのセス・ウエスコット連覇を果たし、地元・カナダのマイク・ロバートソンはゴール直前で抜かれて敗れました。4人の選手が一斉にスタートして争うのは、ちょっと格闘技的要素もあるように思われ、予想外の転倒もあり、おもしろいです。
その中継アナウンサーの実況を聞いていると、4人は「ビブ」の色で分けられているようです。「ビブ」は「ゼッケン」みたいなものですよね。ちょっと「競馬」のようでもあります。その「ビブ」、色別に、
赤=「レッドビブ」
黒=「ブラックビブ」
青=「ブルービブ」
黄=「イエロービブ」
うーんなんだか、
「ゴレンジャー」
みたいです。また、「青のビブ=ブルービブ」は、
「ブルーギル」
「黒のブビ=ブラックビブ」は、
「ブラックギル」
のように聞こえて、なんだか「魚の名前」のようでもあります。また、
ベスト4の4人で争う「決勝戦」のことは、
「ビッグファイナル」
「5位~8位決定戦」のことは、
「スモールファイナル」
と呼ぶのを知ったのも新鮮でした。
「平成ことば事情3411ゼッケン」「平成ことば事情584スタイ」も、お読み下さい。