新・読書日記 2010_033
『新編 日本語誤用・慣用小辞典』(国広哲弥、講談社現代新書:2010、1、20)
読む「辞典」。
20年前に出た同じタイトルの本の「新編」。20年前の記述・用例を残しつつ、新たに90年代~00年代の最新の事例も盛り込みながら書かれているので、古いものと新しいものが混在していて、ちょっと「あれ?」と思う部分もある。しかし、言葉を長いスパンで見続けてその変化の度合いをはかるという意味では、「辞書的」でもあるし、「語誌的」な面もあって、大変興味深い。言葉はこうやって変わる(あるいは、20年ぐらいでは変わらない)ということを感じることが出来る。
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