新・読書日記 2010_040
『ひとりずもう』(さくらももこ、小学館文庫:2010、1、13)
さくらももこさんの中学から高校時代のことを書いたもの。一人のちょっと変わった、でも、ごくフツウの女の子の「青春時代」を描いたもの。これがさくらももこさんのものでなければ、たぶんおもしろくもなんともないと思う。つまり最終的に「成功物語」になっているので、読める。でも悶々としている人は、読むといいかも。
なぜさくらさんが、こういった形の漫画家、つまりエッセイのような漫画を書くようになったかがわかる。
なお、この本を買った場所は本屋さんではなく、何と「コンビニ」でした。
表記で気付いたのは、
「家にいる時は学校で使っているジャージを着ていたので、ジャージは便利だなァと思っていたのである。」
「ジャージ」という表記。「ジャージー」ではなく。
「おんぼろダンス」
というのは「古くてオンボロの箪笥」のことだが、パッと見たときに「ダンス」は、
「踊りのダンス」
のことかと思って、「なんじゃ、そりゃあ!」と思った。
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