Top

『道浦TIME』

新・読書日記 2010_039

『地アタマを鍛える知的勉強法(齋藤孝、講談社現代新書:2009、12、20)

 

「地アタマ」という言葉にひかれて購入。最近時々目にするなあと思っていた言葉。著者によると、

『「地アタマ」が強いというとき、単なる勉強秀才ではない、タフな頭のよさを私たちは想像する。現実の状況を認識し、自分がどう行動できるかがわかる、といった力、工夫できるしなやかな思考力が、地アタマのイメージだ。』

とのこと。その「地アタマ」は鍛えられる、というのが著者の主張。

それにしても、齋藤孝と香山リカは、なんとなくイメージが似ている。

最近読む本には、縦軸と横軸を取って「エリアを4つに分けて考える図」がよく出てくるなあ。もしかしたら流行なの?

「知性とは本質をつかまえ、最終地点をイメージし、今の地点からそこへのプロセス(文脈)を見出だす力」

だと齋藤は言う。また、将棋の羽生善治は『簡単に、単純に考える』(PHP文庫)の対談の中で、

「将棋の場合、強い形というのは美しい形なのです。」

と言ってるそうです。

「勉強すると、人にやさしくなれる。」

「理解によって不寛容を乗り越える。」

という齋藤の主張は、本当かなあ?

「量は質に転化する」に関してはそう思うけど、「できる人とできない人がある」のもまた事実。

 


star2

(2010、2、14読了)

2010年2月16日 16:31 | コメント (1)

コメント

地アタマ=仏教的なものの見方、ということでしょうかね。

宗教としての仏教ってキモイ ><;と常々感じている私の個人的な感想ですが・・・

「勉強すると、人にやさしくなれる。」
「理解によって不寛容を乗り越える。」

これはまさしく宗教っすね。
信じる者は救われる・・・みたいな感じで・・・・><;

投稿者: (・e・) 日時:2010年02月16日(火) at 14:58