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『道浦TIME』

新・読書日記 2010_036

『旅する力~深夜特急』(沢木耕太郎、新潮社:2008、11、30)

意外に良かった。本が出てすぐに買って1年4か月。旅の本は、気持ちに余裕がある時じゃないと読めない気がする。いま、ちょっと気持ちに余裕あり。

あの『深夜特急』の裏話、こぼれ話的な本。

沢木の文筆のスタートにTBSの『調査情報』があったとは知らなかった。『調査情報』には私も一度だけ、原稿を書かせてもらったことがある。もう5年ぐらい前になりますが・・・。沢木耕太郎は、昭和221947)年生まれ。宮本輝と同じ時代の匂いがする。こないだ亡くなった立松和平も62歳。同い年ではないか。井上陽水も同い年ぐらいか?友人らしいが。

「第2便」までは産経新聞に連載され、予定より長くなってしまい、「第3便」が出たのは6年後。ああそうでした、当時「第3便」を読んだときに、おもしろみが薄かったのを思い出した。(「第2便」で完結したように感じたから)

そして改めて「アースマラソン」続行中の間寛平さんはすごいと思った。あの年で、しかも「バス」など乗り物に乗らずに「自分の足で」走るのだから。

 

 


star4

(2010、2、13読了)

2010年2月15日 17:51 | コメント (0)