新・読書日記 2010_026
『秘伝中学入試国語読解法』(石原千秋、新潮選書:1999、3、30発行・2007、5、10第18刷)
1月に入って読み出して・・読み終わるのに1か月かかりました・・・。
前半は、著者が息子との二人三脚での中学受験体験記、そして後半は、実際の問題を解いていくという構成で、結構分厚い。500ぺージ近くある。それでも1999年に出て2007年で18刷というロングセラーである。しかし、実際みんな、ちゃんと全部読んでいるのか?後半の問題なんて、全部読んで解いてられないぞ!というのが感想です。
著者はさすがに教科書作っていた人だから、分析が細かく的確。その著者は、
「日本の国語教育は、道徳教育だ」
と喝破しているが・・・確かにそうだろうね。私も学生時代、その意図を読んで、自分の考えと違っても「書いた人の正解は、こういうことなんだろうな」と思いながら、賛同できないことでも書いたりしていましたよ。でも、なかなか「そういう読み」はしないんだろうなあ。
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