新・ことば事情
3831「読み方は『まち』か『チョウ』か」
1月27日の「情報ライブミヤネ屋」で、ゴルフの石川遼君の新CMを紹介する原稿で、
「新潟県湯沢町」
という町名が出てきました。あの「越後湯沢」ですね、湯沢温泉でも有名な。この「湯沢」には「ゆざわ」とルビが振ってあったのですが、「町」が「まち」なのか「チョウ」なのか、ルビが振っていなかったので分かりませんでした。調べたら、
「まち」
でした。どうやら新潟県の「○○町」の読み方は、全部「まち」のようです。
各都道府県別の「市区町村」の「町」の読み方ですが、『日テレ放送用語ガイド』によると
<「まち」で統一>
秋田県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・富山県・石川県
<「チョウ」で統一>
福井県・岐阜県・愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・岡山県・山口県・香川県・愛媛県・高知県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
となっていて、大きな傾向としては、
「東日本は『まち』、西日本は『チョウ』」
という感じです。ただこのガイドブックは2003年12月に出たものなので、その後「平成の大合併」などで変わっているところがあるかもしれません。それに例外もあります。
関西のテレビ局のアナウンサーとしては、
「近畿地方の『町』は全部『チョウ』」
なので、つい原稿で出てきたほかの地域の「町」も、
「チョウ」
と読みがちです。今後は「町」にも「まち」か「チョウ」かのルビを振るように、ディレクターや記者にお願いするとともに、わたしたちも今回のように、読む前にきっちりと調べてから読みたいと思います。
コメント
道浦さん、いつもためになる話ありがとうございます。
「町」の読み方関連ですが、以前、東北で起きた震度6弱の地震でテレビ朝日が深夜に臨時特番をしたときに、震度分布表が映ったのですが、そこには市町村の上にフリガナが振ってありました。「町」の上にもちゃんとありました。
スタジオでアナウンサーの斜め前にディスプレイがあったことから、おそらく、アナウンサーも同じ画面を見ながら速報を伝えるのだと思いますが、読売テレビではどうなんでしょう?
投稿者: 批評人 日時:2010年12月25日(土) at 00:28