新・読書日記 2010_016
『へヴン』(川上未映子、講談社、2009、9、1第1刷・2009、12、3第8刷)
川上未映子、話題の小説「ヘヴン」。遅ればせながら読んでみました。
この本は現代の『若きウゥルテルの悩み』だ。容貌の悩みから心がねじれていく「ウェルテル」ではなく、同じ容貌の悩みから、心が清められていく。『ウェルテル』読んでなかったけど、読みたくなった。(読んでないのに、なぜ「現代のウェルテル」とわかる???)
なお、この本のテーマは「ロンパリ」。これについては「平成ことば事情3819」で書きましたから、そちらもお読み下さい。
なかなかいい本でした
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