新・ことば事情 3910
「骨付きハムの切り落とし」
近くのお肉屋さんでよく買うハムに、
「骨付きハムの切り落とし」
というものがあります。おいしいんです。でもちょっと疑問が。このハムには、
「骨は付いていない」
のです・・・。たとえば、
「骨付きカルビ」
は、「カルビのお肉"に"骨が付いて」いますよね。なぜ、「骨付きハムの切り落とし」には、骨が付いていないのでしょうか?お店でその理由を聞きました。すると、
「骨"が"付いているのではなく、骨"に"付いているハムだ」
とのこと。ああなるほど、あれと同じですね、
「社長付きの秘書」
これも「社長がくっついてくる」のではなく、「社長"に"くっつく秘書」のこと。ただこの場合は、濁って、
「社長づきの秘書」
になりますね。(同じことを逆から言うと「秘書つきの社長」。)てことは「骨付きハムの切り落とし」も読み方は「骨つきハム」ではなく、濁って、
「骨づきハム」
なんかいな?そうは言ってなかったような・・・。
なんてことを考えていると、おなかがグーッと鳴りました。ま、どっちでも、おいしければいいか!買って帰って、さっそく家でラーメンに入れて食べましたとさ。