新・読書日記 2010_013
『あの素晴しい曲をもう一度~フォークからJポップまで』(富澤一誠、新潮新書:2010、1、10)
ああ、こういう本、つい読んでしまうわあ。買ったその日に一気読み。一口でフォークといっても、初期のフォーク・関西フォーク・プロテスト・フォーク・四畳半フォークなどと分類できるが、それがどういう背景で移り変わったのかが述べられている。
ひとことで言ってしまえば、「歌は世につれ、世は歌につれ...」ということになるが。
巻末におすすめフォークの「ベスト50」が挙げられているが、もちろん全曲知っているし、ほとんどの曲は歌える。これらのフォークに、歌謡曲やロック、ときにはクラシックなども寄り添い、日本の歌が築き上げられて来たんだなあと、感慨に耽(ふけ)ってしまった。
star4