新・読書日記 2010_019
『100かいだてのいえ』(いわいとしお、偕成社:2008、6第1刷・2009、11第21刷)
売れているそうです。新聞で見ました。アイデアの勝利でしょう。もっと楽しいかと思ったけど、絵本としての楽しさ、わくわく感は・・・期待の方が大きすぎた。
そりゃあ、ブルーナーの伝統と様式美や、せなけいこのアバャンギャルドな暴力的童話の不条理には、かないませんて。
100階までなら、もう少し工夫というかアクシデントを用意してほしい。最初のアイデアである、絵本を「タテ」にするところで全精力を使い果たしたか?残念...。
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