新・ことば事情 3771
「エンゼルス」
ニューヨーク・ヤンキースでワールドシリーズを制し、MVPにも輝いた松井秀喜選手が、「ロサンゼルス・エンゼルス」へ移籍することが決まりましたね。そのエンゼルス、私は正式名称を、
「アナハイム・エンゼルス」
だと思っていました。しかしニュースでは、
「ロサンゼルス・エンゼルス」
と伝えていました。あれ?本拠地が変わったのかな?と思っていたら、12月16日の新聞のスポーツ面に、小さな文字で解説が載っていました。それによると現在の正式名称は、
「ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム」
2005年に正式名称がこのようになったそうです。
そもそも1961年にロサンゼルスに誕生、1966年に本拠地をカリフォルニア州アナハイムに移して、
「カリフォルニア・エンゼルス」
に名称変更、1997年からは、
「アナハイム・エンゼルス」
という名称だったそうです。そうか、その時代に私は知ったわけですね、きっと。『エンゼルス』というアメリカ映画もありましたよね。いつも最下位だけど、エンゼル(天使)が舞い降りてきて、あれよあれよといううちに優勝してしまうという、ハッピーな映画でした、たしか。
その後、本物のエンゼルスは、2002年にはワールドシリーズを初めて制覇していますから、今は強豪チームなんですね。最近6年間で5度、地区優勝しているそうです。そりゃスゲーや。
松井選手も、来シーズンは温暖な気候のチームで、がんがんホームランを打ってほしいですね。