新・読書日記 2009_220
『警察庁から来た男』(佐々木譲、ハルキ文庫:2008、5、18第1刷・2009、10、24第21刷:単行本は2006、12)
このシリーズ、『笑う警官』に次いで2冊目。『笑う警官』は、単行本の段階では『うたう警官』というタイトルだったらしい。それを文庫化する際に改題したと。「うたう」は「自白する」「告白する」「密告する」「チクる」の意味。その方が、本の内容にあっていたのに、なぜ変えたんだろう?意味が分からなくなってしまいました。それに、海外探偵小説で同じ題のものがあった(このことは、著者ご本人もあとがきで書いていて、"オマージュだ"と書いていますが・・・)
さて、途中まで読んで思ったこと。
「北海道警が舞台なのに、北海道弁が出てこない...なぜ?著者は札幌生まれなのに。」
そして、「敷居が高い」という表現に関して、札幌ジャイアンツという北海道警察の野球チームのことをさして、
「やや敷居が高い団体です。ノンキャリアの警官たちは、多少羨んでいるところがありますね。メンバーにはいろいろ面倒見がよいらしいですから」(257ページ)
と出てきましたが、本来の使い方と違うよなあ。
お話は・・・ぼくは「笑う警官」よりは、よくできていると思いました。シリーズ、第4作まであるそうです。
(☆☆☆☆)
star4
コメント
突っ込みどころ満載ですね^^
投稿者: うーん 日時:2009年12月11日(金) at 22:13