新・ことば事情 3766
「子ども手当て」
民主党がマニフェストに掲げた「子ども手当て」ですが、やはり「財源」の問題で揺れています。「無い袖は振れない」ということで、国民が納得するかどうか・・・。財源が「無い」可能性があることをマニフェストでうたっていたか?ということです。無駄遣いを減らして財源を「作る」ことは十分可能だと言っていたのは誰?国債発行に関しても同じことが言えますね。「マニフェスト=政権公約」に違反すると言われても仕方がないでしょう。
おや、どこからか、こんな声が・・・・
「でも皆さん、もう一度、よおーーーーく、民主党のマニフェストを見てください。そう、『子ども手当』のところです。よおーーーーく目を凝らして見てください、虫眼鏡をお使いいただいても結構です。ホラ『子ども』と『手当』の間に小さな小さな小さな文字で、こう書かれているのにお気づきになりませんか?そう、
『店長』
の2文字が。そうなんです、国民の皆さん、『子ども手当』じゃあなかったんです、最初から。わたくしたちがお訴えしてきたのは、
『子ども店長手当』
だったんです。文字が小さくてお気づきにならなかった方が多かったのは、大変遺憾ですが、そういうことで、この手当は『加藤清志郎クン』にはもれなく差し上げます。これで、財源の2兆ウン千億円を節約することが出来ました。ありがとうございます、『子ども店長』!」
鳩山政権発足から3か月、そろそろ「ハネムーン期間」が終了します。
(2009、12、10)
(追記)
「店長」のほうの表記は、「子ども」ではなく「こども」でした。5月5日の「こどもの日」と同じですね。