新・読書日記 2009_230
『京<KYO>のお言葉』(入江敦彦、文春文庫:2009、10、10第1刷)
1つの京言葉を4ページで解説。といっても、4ページのうち1ページは、おしゃれな写真。そして最終ページの4分の1ぐらいは、その言葉にまつわる京都の名所・お店のガイドという、なにやら「シティーガイド」のようなコンパクトな一冊。情報満載。おしゃれ。
あ、ええな、これ。が第一印象。え?入江さんて同い年?宮内庁で勤めてたおじいさんとちゃうの?が第二印象。1961年生まれって、同い年やがな。
175ページにッ出てくる「おモーにあらつしゃいますか?」で、「モーする」は幼児語にあらず、女房詞だった!
それにしても、文春文庫、35周年やて。中学1年の時に、おこづかいでザラ紙のような質の悪い紙を使った見慣れない文庫本を買った。それが文春文庫だった。あれから35年・・・たしかに13歳プラス35年=48歳。計算はあっています。紙、良くなりましたねえ。でもちょっとザラ紙の色が残っている気がするのは、気のせいか。
「おこしやす」と「おいでやす」の違いなんかも、シブイ。是非、読んでください。
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