新・読書日記 2009_219
『トランシルヴァニア・モルダヴィア歴史紀行~ルーマニアの古都を歩く』(内藤陽介、彩流社:2009、11、5)
内藤さんの「切手紀行シリーズ第2弾」の本書、贈ってもらいました。ありがとうございます。
読売テレビ「ベストヒット歌謡祭」で司会を務めた宮根誠司さんが、「関ジャニ∞」の紹介の時に、「コマネチ」をやった。ビートたけしさんのギャグのポーズだ。コマネチ・・・モントリオール五輪の「10点満点」、白い妖精。彼女がアメリカに亡命したのは、チャウシェスクの次男から愛人になれと言い寄られたからだった・・・それも、もう20年前の話か。チャウシェスクの哀れな遺体を、衛星テレビか新聞の写真でか見たのが、ちょうど20年前の1989年。たしか「高校サッカー」の取材で出張していた静岡あたりのビジネスホテルだったような気がする。世界が動いた年だった。
その「コマネチ」をめぐる記述の部分と、後半の「モルドバの牛探し」も、テーマ性があってよい。
全体的にカラー写真が本当にふんだんで、文章は専門的で難しい部分も多いのだけれど、写真を見ているだけで楽しい。たくさん出てくる教会の写真が、ドイツのゴチックやイタリアのロマネスクと違って、ちょっとロシア正教会風というかイスラム寺院風というか、丸いドーム型なのが独特。
『地球の歩き方』よりも地球を歩いていて、その意味で最新の情報も確実性が高いようだ。次はスペイン、巡礼の道・銀の道で、聖ヤコブの「ホタテ貝」のマークを追い掛けるとか、いかがでしょう?切手の図案になっているかどうかはわかりませんが...。
ということでルーマニアにちょっと注目していたら、今、大統領選挙が行われているんですね。(12月7日の新聞)それで、候補者2人の得票率がともに50%前後で、両陣営とも「勝利宣言」をしたとか。どうなっちゃってんだろ?
コメント
がんばってほしいですよね!!選挙!!
投稿者: がんばって 日時:2009年12月08日(火) at 16:07