新・読書日記 199
『食ショック』(読売新聞「食ショック」取材班、中央公論新社:2009、7、10)
本のタイトルはダジャレっぽいが、中身は真剣なものです。
2008年に読売新聞紙上で連載され、話題を呼んだシリーズをまとめたもの。道理で、ほとんど読んだことがある記事。ものすごく既視感があって、「あれ?これって読んだよな」というところが随所にあったので、飛ばし読みした。たぶんシリーズの記事はほとんど、新聞掲載時に読んだことがあると思う。でも、まとめて読むことで全体像が浮かび上がることもあるし、シリーズ企画としてはとても意義のある、良いシリーズだと思いました。「食」の問題は「国防」の問題でもあるし、今後の日本の生きる道を考える上でも、また人間の「生活」を考える上でも大切なことです。
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