新・読書日記 2009_195
『神様は、いじわる』(坂本未明、文春新書、2009、10、20)
日本テレビ系の朝のワイドショー『スッキリ!!』のコメンテーターとしてもおなじみ(だと思う)の漫画家の坂本未明さん。いつも着物で登場する、ちょっとエキセントリックな感じのする年齢不詳の彼女、実は「膠原(こうげん)病」なのだという。その「カミングアウト」本。
「ふーん、そうだったのか、大変だよねえ・・・」と同情する面もある一方で、「それは、あなたが悪いのでは・・・」という突っ込みどころも満載で、そういう意味では楽しめる一冊。「神様は、いじわる」と言う時点で「甘えている感」がにじみ出ていると思うのだが・・・。「神様は不公平!」ぐらい強く反発してほしい気もする。
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