新・読書日記 2009_206
『本業』(浅草キッド・水道橋博士、文春文庫:2008、3、10)
「情報ライブミヤネ屋」の月曜日にご出演いただいている水道橋博士の本。文庫本になってから初めて読んだが・・・、これはおもしろい!そして博士、文章がものすごく"うまいっ!!"と感動しましたよ、わたしゃ。
内容は、いわゆる「タレント本」の「書評」である。しかしただの「書評」ではない。ここに出てくるほとんどの本の著者=タレントと、博士は面識があったり交流がある。つまり「書評」をしながら、著者の「評伝」を書いているような、大変貴重で珍しい本なのである。先日、「ミヤネ屋」に出演された帰りの博士に、
「『本業』の文庫本、読ませていただきました!とてもおもしろかったです!」
と言うと、
「そうでしょ。あれは書評であると同時に、データバンクでもあるんですよ、その人の。だから、"使いで"がありますよ」
と話していらした。おっと、この「読書日記」も、すでに『本業』の影響を受けた書き方になっているではないか・・・ムムム、恐ろしい本だ、この本は!これ、文句なしの「五つ星」です!!
star5