新・ことば事情 3711
「『山手線』命名100年」
2009年10月14日の朝日新聞夕刊(大阪版)に、
「『山手線』命名100年」
という見出しが載っていました。1周34、5キロメートルを約1時間で結び、1日数百万人が利用する、
「首都の足」
と表現されています。そういえば、きょう10月14日は1872(明治5)年に「新橋―横浜間」に日本初の鉄道が開業した「鉄道の日」。
そして、1909(明治42)年10月12日、当時の鉄道院が、品川線(「品川ー新宿―赤羽間」)、豊島線(「池袋―田端間」)、貨物支線(「大崎―大井連絡所」)をあわせて「山手線」と命名したのだそうです。だから正確には100年と2日、ですね。
そして、1925年に上野ー秋葉原―東京間の高架(!)が完成して環状運転を開始したとのこと。そして、よく聞かれるというか自分でも「?」と思うのですが、
「『やまてせん』か?『やまのてせん』か?」
ということに関しても、記事には記されていました。
「『やまてせん』と混在していた読みは、1971年、『やまのてせん』に統一された」
そうだったのか!やっぱり
「やまのてせん」
でいいんだ!昔のことをよく知っている人は、
「やまてせん」
という人もあるのでしょうね。納得しました。
(2009、10、14)