新・読書日記 2009_176
『大麻ヒステリー~思考停止になる日本人』(武田邦彦、光文社新書:2009、6、20)
今年は、「薬物」に関して有名人や若者が捕まる事件が相次ぎ、否応なくそういった薬物に注目してしまう。とは言え、普段もちろんそういった薬物と付き合いはなく「いけないもの」「悪いもの」とバッサリ切り捨てて、それ以上の知識・認識を持っていない私にとって、この本は「目からウロコ」。そしてこの本は、「大麻」とどう付き合うか(付き合わないか)ということを説いているのではなく、世間一般に言われている"常識"を疑う目をしっかり持ちなさいよ、ということを説いている本。だって著者は、あの「武田邦彦」先生だもん。
star3_half