新・読書日記 2009_170
『国語の先生も知らなかった日本語「ぢ」と「じ」の謎』(土屋秀宇、光文社智恵の森文庫:2009、6、20)
著者の名前は、日本語関連の著作でときどき目にするが、まとまったものを読むのは初めて。そうか、こういう人だったのか。たしかに「じ」と「ぢ」の使い分け、難しいですよね。そして理不尽な面もあるよね。旧仮名遣いと新仮名遣いが混在(しかも理論的ではないものもかなり含まれている)しているのだから、それも当たり前か。それもこれもある意味、日本語にちゃんとした正書法がないからではないか。大変勉強になる一冊。
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