新・読書日記 2009_171
『罪と罰』(本村洋・宮崎哲弥・藤井誠二、イースト・プレス:2009、4、22)
宮崎哲弥氏が中心となって、山口県光市母子殺害事件の遺族・本村洋氏に行ったインタビューをまとめたもの。同じく聞き手はノンフィクションライターの藤井誠二氏だが、メインは宮崎氏のように感じた。
この10月に、この事件の被告(加害者)の元少年を、実名で書いた本が出るという記事が今朝(9月29日)の新聞に載っていた。本村さんは、一体、このことに関してどう思っているのだろうか。被害者や遺族の感情を考えない"自由な報道"というのは、一体、誰のための報道なのだろうか。考えさせられてしまう。
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