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『道浦TIME』

新・読書日記 2009_136

『目からハム』(田丸公美子、朝日新聞出版:2008、9、30)

ご存じ、「シモネッタ」こと、イタリア語通訳の田丸公美子さんの著書。「目からハム」というのは「イタリアのことわざ」で、意味は「目からウロコが落ちる」と同じらしい。「目からウロコが落ちる」は聖書から出たことわざだが、このイタリアの「ハム」は、もちろん「生ハム」です。ほら、パーティーで、メロンに巻いて食べたりする・・・だから、サンドイッチに入っている日本のハムと違って、薄くて透けて見えるのです。とは言え、生ハムが目にくっついてちゃ、見えにくいよねえ。
それにしても、こんなにおもしろくてためになるのに、それほど売れていない様子は残念。「良書必ずしもヒット商品ではあらず」ですね。


star4

2009、6、19読了

2009年8月24日 16:58 | コメント (0)