新・読書日記 2009_144
『渋滞学』(西成活裕、新潮選書:2006、9、20第1刷・2006、11、5第2刷)
もう3年前に出た話題の書。3分の2ぐらいまで読んで、そのまま「読みさし」になっていた・・・。本の山の下の方から出てきて、「梗塞・・・じゃない高速(道路)1000円」のせいで、かつてないほどの「お盆の交通渋滞」が出来している今、「読まなくては!」と続きを読んだ。これまでに読んだところのことは、ほとんど覚えていなかった・・・。
この本も『輿論と世論』と同じで「論文」なんですね。同じ「新潮選書」だし。文章が硬いのだ。それで読みにくかったのだけど。しかしよく読むと、単なる「交通渋滞」の話だけでなく、色んなものの、「生命のメカニズム」みたいなことにも触れて、実は計算された"渋滞"が命を動かしているとか、「そうか、『渋滞』の理論はこんなふうに考える基礎になるんだ!」と目からウロコこが落ちたのでした。
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