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『道浦TIME』

新・読書日記 2009_130

『朝鮮半島「核」外交』(重村智計、講談社現代新書:2006、12、20)

この本が出たのは3年前。そう、ちょうど前回の北朝鮮がミサイルを発射した直後である。そして今年4月、そして7月と、また北朝鮮はミサイルを発射した。
どういう条件の下で、なぜ、北朝鮮は「核」を「見せ金」にしてミサイルを撃つのか?そういった背景について、北朝鮮問題の第一人者である重村教授が記して
いる本。興味深い。去年だったか、金総書記の影武者の話などが記された重村先生の本を読んだ時は、なんだか、とりとめもなくて、まとまりがないなと感じた
が、この本はそういうことはなかった。北朝鮮問題を考える上で一番の基礎となるのは、この本の最初に書いてある「恐怖と判断ミス」だと。そして、「経済制
裁」は、われわれが思っている以上の効果を発揮することなど、詳しく記してある。


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2009、7、13読了

2009年7月30日 18:00 | コメント (0)